賞味期限や消費期限を1日とか、2日すぎてしまった牛乳を飲みたい。
そういう人は実に多いようです。
賞味期限や消費期限をすぎてから、
「1日や2日程度なら安全」と考える人が多いからです。
しかし、賞味期限を1日すぎても安全な牛乳であるためには、
いくつかの条件をクリアしなければなりません。
賞味期限や消費期限をすぎた牛乳の安全は、
どうすれば確認できるのでしょうか?
賞味期限の翌日や、その翌日の牛乳は飲んでも良い?
賞味期限の翌日や、その翌日の牛乳は飲んでも良いとされています。
ただし、これにはいくつかの条件があります。
お店で買ってから、自宅に持ち帰るまで、10度以下を維持している。
自宅での保管中も、10度以下を維持している。
さらに、未開封だった場合に限って、
「賞味期限の翌日や、その翌日の牛乳は飲んでも良い」なのです。
飲めなくなった牛乳は、見た目で判る?
飲めなくなった牛乳は、見た目では判りません。
「いくらなんでも、これはダメ」という牛乳は異臭がして、
腐ってドロドロに変質すると言われています。
しかし、そうなる前の牛乳、見かけがなんともない牛乳でも、
しっかり人間を食中毒にするくらい、毒性をもつことがあります。
「見た目が大丈夫そう」というだけで、
消費期限をすぎた牛乳を飲んではいけないのです。
「飲めない牛乳」を飲んだら、どうなる?
牛乳を10度以下で冷蔵保管しなければならないのは、
牛乳が10度以上になると、細菌が繁殖し腐敗するからです。
どんなに短時間でも、
いったん10度を超えた牛乳には細菌が繁殖します。
冷蔵庫に入れなおしても、もとに戻ることはありません。
そういう牛乳を飲むと、身体に深刻な害を与えます。
自力では病院に行けないくらい、
ひどい食中毒になることがあるのです。
何ヶ月も経った牛乳を
「もったいないから飲みたい」と考える人がいますが、
食中毒の治療費は、牛乳の価格どころではありませんし、
深刻な症状を引き起こす可能性もあります。
それでも飲まないのがもったいないことか、どうか、
考えてみてください。
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