小麦粉やプロテインなど、保存性の高いものほど、
賞味期限や消費期限を忘れがちだと言われています。
さらに、小麦粉は保存性が高いのだから、
賞味期限や消費期限を表示しても意味がない、
という意見もあります。
小麦粉やプロテインなどの賞味期限・消費期限は、
どのように考えたら良いのでしょうか。
賞味期限・消費期限は絶対ではない?!
「賞味期限さえ来ていなければ、食べ物の安全は絶対」
と考える人がいるらしいのですが、
たとえば、賞味期限の来ていない新鮮なケーキを、
真夏の駐車場に停めた車の中に置きっぱなしにしたら、
賞味期限もなにもない、ケーキはすぐに腐敗して、
食べられなくなってしまいます。
小麦粉やプロテインなど、
保存性が高いとされている食品も同じです。
保存性が高い食品は、保存環境の温度や湿度、
製造から日にちが経った影響を受けにくいだけ。
影響されにくいだけであって、
まったくなんの影響も受けない食品というわけではないのです。
きちんと保管しなければ、小麦粉もプロテインも、
あっというまに変質してしまいます。
長期間保管したいのであれば、保管場所は慎重に選びましょう。
保存性が高い方が保存性が悪い?
小麦粉やプロテインのような保存性の高い食品は、
保存性の低い食品よりも賞味期限を忘れやすいそうです。
保存性が低く、傷みやすい食品は
「早く食べなくちゃ」と緊張するため、
賞味期限を忘れにくく、食べ残しもしにくいのです。
これが逆に保存性の高い食品だと、
「いつでも食べられる」と油断してしまいます。
食べ残しても「そのうち食べれば良い」と考え、
いつまでも放っておくため、
その間に賞味期限がすぎたり、品質が劣化してしまうのです。
ダニが発生しても気づかない?!
プロテインは、未開封で安定した環境で保管すれば、
半年や1年くらいは常温で保存できると言われます。
ただし、その半年や、1年間などの期間中ずっと、
直射日光があたらないこと、
極端に高い気温や、高い湿度にならないことが必要です。
小麦粉もプロテインもダニの大好物ですから、
短期間でも保管場所が高温多湿になった場合、
ダニが大量発生することがあります。
小麦粉やプロテインなど、
何ヶ月も保存できそうな食品を買ったら、
目につきやすい、判りやすい場所に大きく日付を書いておき、
賞味期限忘れを防ぎましょう。
今のあなたにおすすめの記事