納豆や卵に、賞味期限や消費期限を表示しても意味がないそうです。
理由は「納豆や卵はずっと食べられるから」。
なぜ納豆や卵について、
こういうことが言われるようになったのでしょうか。
納豆は賞味期限をすぎないとおいしくない?!
納豆は発酵し続けるから、
賞味期限を何ヶ月もすぎたのが一番美味しい、
という説があります。
納豆はもともと腐っているのだから、
発酵すればするほど美味しい、と考える人がいるためです。
何ヶ月たったら、納豆がお腹をこわすほど悪くなるか、
自分で食べてみて試す人もいます。
しかし、
納豆の品質や安全性が下がるのを待ってから食べる方法は、
納豆を製造するメーカーからはおすすめしていません。
納豆メーカーは、美味しさを楽しんでもらうために
納豆を製造しているからです。
卵も賞味期限をすぎた方がおいしい?!
卵は生きていて、
いずれヒヨコが生まれてくるものだから、
いつまで経っても美味しく食べられる。
そういう説がありますが、市販の卵の大半は、
ヒヨコが生まれてこない無精卵です。
スーパーで売っている卵に
有精卵が混ざっていることがあると言われますが、
レアケースにすぎません。
また、卵も納豆と同様、
賞味期限をすぎるのを待ってから食べるのは、
安全性が下がるのでおすすめできません。
しかも卵の場合、
自覚症状がなくてもサルモネラ菌に感染することがあります。
自分を感染源にサルモネラ菌が広がりますから、
サルモネラ菌を殺菌するため、
何ヶ月も病院に通院しなければならなかったり、
一定の場所の出入りを禁止されたり、
大騒動というほどじゃないけど、
ちょっとした騒動になるそうです。
購入した食品をどのように使うかは自由ですし、
どんな状態の納豆や卵が美味しいかは個人の好みなのですが、
食品メーカーの目的は、購入した消費者に、
食品の美味しさを楽しんでもらうこと。
賞味期限は、美味しさ最優先の表示なのです。
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