冷凍食品は冷凍して固めているから、何年でも保管できる。
卵は生きているから、ずっと食べて大丈夫。

そういう考えの人がいますが、
「冷凍食品や卵はずっと食べられる」というのは、
本当なのでしょうか?

また、冷凍食品や卵の賞味期限は、
どのような決め方をしているのでしょうか?

賞味期限 消費期限 冷凍食品 食品 卵 決め方

冷凍食品も卵も、賞味期限の決め方は同じ!

「賞味期限の設定は、当該製品に責任を負う製造者が
科学的・合理的根拠をもって適正に設定すべき」とされていて、

この点では、冷凍食品も卵も、
その他の食品もすべて同じルールです。

惣菜店やベーカリー、アイスクリームなど、
例外的に賞味期限の表示をしない食品もありますが、

そういったお店には「すぐ食べてね」「せめて今日中に食べてね」
という暗黙のルールがあります。

賞味期限や消費期限の表示がない食品は、
「いつまでも食べて良い」という意味ではないのです。

冷凍食品の賞味期限が決まるまで

日本冷凍食品協会のサイトでは、

保存試験で、-18℃以下の所定の条件で期限を定めて、
官能試験、細菌試験、必要に応じて理化学試験などを行う

などの説明がされています。

「家庭保管の目安は、数ヶ月から24ヶ月間」
という内容の記載もあるのですが、

食品の品質は
「家庭でどうやって保管しているか」が大きく影響します。

開け閉めの回数が多く温度変化の大きい家庭用冷凍庫では、
冷凍食品が品質を保つ環境は期待できません。

賞味期限を信頼するのはほどほどに、
必要な食品だけを買って、食べきる食習慣を身につけましょう

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卵の賞味期限の決め方は?

一方、卵の賞味期限は、安全に生食して良い期間を表示しています

卵が生で食べられるかどうかは、サルモネラ菌で決まりますから、

サルモネラ菌が繁殖しないと考えられる期間を検査し、
その検査にもとづいて賞味期限を設定するのです。

サルモネラ菌は治療期間が長く、
重症では致死にいたり、あなどれない食中毒菌です。

これを防ぐためには、「賞味期限内に食べる」
「賞味期限を過ぎたら潔く処分する」のがおすすめ。

もったいないと思われるかもしれませんが、
卵一個を処分した時のムダは数十円。

おどすわけではありませんが、サルモネラ菌の治療は数ヶ月。

いざ当事者になると、
「卵捨てた方がよかった」になるらしいのです。

サルモネラ菌の真実の恐怖とは?!

さらにサルモネラ菌には、誰もが震え上がる恐怖の実態?があります。

(※人から聞いた話です)

食中毒などの自覚症状がないのに、
「サルモネラ菌の保菌者」になってしまうことがあるのです。

自分の身体を感染源に、周囲の食品へサルモネラ菌が広がる。
卵はもちろん、他の種類の食品にも、サルモネラ菌を感染させてしまう。

そういう状態になりますから、
サルモネラ菌を殺菌しければなりません。

「自覚症状がないから治療しない」
「治療費がイヤだから治療しない」とは、言えなくなるのです。

(インフルエンザにかかった時と同じです)
(周囲に迷惑すぎるから、治療しなければならない)

この殺菌には、通院で数ヶ月かかるとのこと。
結果的に、治療費も高額になっていくそうです。

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