手軽に美味しく、しかも種類も豊富なカップ麺はいざという時の保存食として便利ですよね。
また、登山やマラソンなどの補給食として知られるチョコレートは少量でも体に有効な成分が豊富に含まれているので、備蓄に適した食品でもあります。
どちらも長期間の保存が可能ですが、うっかり賞味期限を忘れてしまうことも少なくありません。
保存食だからと安心してしまいますが、注意しなければいけないのは「酸化」による劣化です。
今回はカップラーメンとチョコレートの賞味期限を「酸化」に注目して調べてみました。
カップラーメン
カップラーメンの賞味期限は6ヶ月です。
ちなみに消費期限は製造から8ヶ月~9ヶ月となりますので参考にしてみてください。
カップラーメンの長期保存を可能にしているのは水分量の少なさです。
その多くは油で揚げて水分を飛ばしているフライ麺が使用されています。
こうした製造工程などによる油が酸化することで過酸化脂質になってしまい劣化していきます。
この過酸化脂質は毒性物質であり下痢や腹痛を引き起こすこともあります。
長期保存が可能とは言え早めに食べきるようにしてくださいね。
尚、野菜に含まれる食物繊維がこの過酸化脂質を排出する働きを持っているので、サラダなどと一緒に食べることをおススメします。
チョコレート
未開封のチョコレートの賞味期限はパッケージに書かれている期日を参考にしてください。
チョコレートの種類により異なりますが短いもので1ヶ月、長いもので1年くらいとなっています。
チョコレートの場合も水分量がかなり低いため長期保存できます。
そのため、腐るというよりも酸化することで品質が劣化してしまいます。
健康を害するという事は少ないかもしれませんが、出来るだけ早く食べるようにしましょう。
また、長期間保存したチョコレートに白い粉が吹いているのを見たことはありませんか?
チョコレートに白い粉が吹いているのは、「ブルーム現象」と言い温度変化により表面に浮き出たカカオバターが再度固まった現象のことを指します。
カビでは無いので食べることは可能です。
まとめ
保存期間が長いカップラーメンとチョコレート。
品質低下の原因の一つは酸化にありました。
賞味期限をこまめにチェックしなるべく早めに食べきりましょう!
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