消費期限と賞味期限、その違いをご存知でしょうか。世の中に流通している加工食品には、“消費期限”と“賞味期限”どちらかの表示が記載されています。併記してあるという事は稀なので、混同して覚えている方も多いのではないでしょうか。どちらも未開封である事が前提となりますが、一般的に、品質が劣化しやすい食品(例:調理パン、弁当、生菓子類)には消費期限を、劣化しにくい食品(例:スナック菓子、缶詰、牛乳)には賞味期限を表示すべき、と考えられています。

消費期限というのは、この期間までに食べないと品質の保証ができないというものであり、それに対して、賞味期限というのは、この期間までであれば品質を保証できる、というものになります。簡単に言うと、消費期限は「安全に食べられる期間」、賞味期限は「美味しく食べられる期間」という事です。

これらの事を踏まえると、消費期限を過ぎた食品は廃棄が妥当ですが、賞味期限を過ぎた食品については即廃棄などせずとも大丈夫なのです。

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生卵の賞味期限って?

卵の賞味期限の場合は、生で食べられるかどうか、が基準になっています。なので、加熱すれば賞味期限が過ぎていたとしても大丈夫なのです。賞味期限切れ後の期間の目安としては、1週間程の超過であればまず問題なく食べる事ができ、1ヶ月くらいであっても大丈夫との見解が多い様です。

ただし、殻にひびが入っている場合は通常よりも傷みやすくなっているので、たとえ賞味期限内だとしても、加熱調理をした方が安全と言えます(この場合の加熱調理とは、70℃1分以上の熱を加えたものを指します)。

なぜ加熱すると安全なのかというと、卵によって引き起こされる食あたりはサルモネラ菌が原因であり、サルモネラ菌は70℃1分以上の加熱をする事で死滅するからです。

賞味期限 消費期限 卵 生

まとめ

卵は傷みやすい、新鮮じゃないものを食べると食あたりを起こす、と思われがちですが、実は意外と日持ちのする食品であり、賞味期限を少々過ぎていたとしても、しっかりと火を通せば安全に食べる事ができます。

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