ヨーグルトメーカー各社にとっては、
「賞味期限や消費期限が過ぎたヨーグルトを食べたい」
というのは、「よくあるお問い合わせ」。
2日や3日、5日など、賞味期限から数日経ったヨーグルトは、
食べても良いのでしょうか?
ヨーグルトメーカーに問い合わせてでも、食べたい?!
ヨーグルトメーカーに問い合わせる手間をかけても、
賞味期限や消費期限が過ぎたヨーグルトを食べたい。
そういう人は、実際にいるようです。
それではメーカーが、
そういった消費者にどう応えているかと言うと・・・
はっきり明言しているメーカーは少ないのですが、
正直なところ、
賞味期限をすぎたヨーグルトは食べてほしくないようです。
どんなに保管状態が良くても、せいぜい賞味期限の翌日まで。
2日、3日、5日と日にちがすぎたヨーグルトを、
「消費期限がすぎたわけではないから、食べてもいいでしょ?」
と聞かれるのは、
メーカーさんにとって、わりと辛いことのはずなのです。
なぜ、賞味期限をすぎたヨーグルトは辛いのか?
ヨーグルトに限らず、食品を作るメーカーのスタッフは、
「お客さまに美味しいものを食べてほしい」と思って、
食品を作ったり、販売したりしています。
お母さんが、学校に行く子供のために、お弁当を作る時と同じです。
「お昼に美味しく食べられるように」と思って、
あんな工夫・こんな工夫をした上で、お弁当を作っているわけで、
もし子供が、そのお弁当を何日もほったらかして、
あげくに数日後、
「何日も経ったけど、大丈夫かもしれないから、食べてみた」
と言ったとしたら・・・
お母さんのがっかりは、はかりしれません。
賞味期限や消費期限のすぎた食品というのは、
食品を作るメーカーにとって、そういう感じのものです。
賞味期限は、お客さまのために書いている
「お客さん、せっかく買うんだから、この日に食べると美味しいよ!」
賞味期限をあれこれ工夫して書いている方は、そんな感じです。
その食品を引き受けて販売しているスタッフも、
「頼むから、この日までに食べてくれー!」
くらいの気持で、販売を担当している時があります。
(いろんなことを言い出すお客さんがいるんで、つい・・・)
それなのにお客さんから、
「賞味期限はすぎたけど、食べてもいい?」
と聞かれる形ですから、・・・。
もっとも、賞味期限をすぎた食品を食べているところを、
賞味期限を設定した本人に見られる心配は、まずありません。
販売するスタッフも、
「お客さん、あれ、賞味期限までに食べてくれましたー?」
なんて、聞いたりはしません。
食べる人が「だからいーや」と思うかどうかは・・・
おまかせするしかないところがあるのです。
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