「真空パックの鰹節」とは、大体は削られる前の鰹節が袋にピッチリと密着されている状態のことを指しているのが多いのですが、通常の空気とは違う気体に満たされた削り節のことを指している時もあります。

どちらも長持ちするので、ついつい賞味期限から1~2年経っていることが多い食材ですね。

不安になるのはわかりますが、捨てるのはちょっと待って下さい。

賞味期限 真空パック 鰹節

真空パックのおかげの賞味期限

鰹節の賞味期限を少しでも長くするために空気を抜きとり、本体に密着させるか、別の気体を入れる方法が現代では多く見られます。

これによって長期間の保存が可能になっているため、賞味期限から大幅に過ぎていても食べられることがあるのです。

鰹節が真空パックされている理由

酸素が物質に結合して変質させることを酸化と言います。

鉄などの金属が錆びる原因の一つと知られています。

これは食品にも起こる現象で、酸素に触れることによって味や匂いが変化し、そのまま放っておくと美味しくなくなります。

鰹節も酸素が大敵です。

そのために、削られていない鰹節本体に袋を密着させ、削った鰹節は形が崩れないように別の気体を封入します。

この別の気体とは、酸素のように物質が反応しやすい気体ではない、窒素などといった不活性ガスになります。

ただ、完全には酸化が防ぎきれないので賞味期限が設定されているのです。

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賞味期限から過ぎた鰹節はどうすれば良いの?

削った鰹節は、見た目がなんともなく、数週間や数ヶ月程度ならまだ食べられる可能性があります。

それ以上の年月が経っていても無事なようなら、まだ食べられるでしょう。

風味が飛んでいる程度も、まだ食べられます。

袋が破けている、あきらかに色が変わった、異臭がする、変な味がする、湿気ている、カビが生えているなどの異常があったら、食べない方が良いです。

削っていない鰹節本体であれば、表示されている賞味期限はあくまで目安なので、数年経っても食べられるのがほとんどです。

物によっては最初からカビが生えているものがありますが、それは美味しさの元になる良いカビなので心配は御無用です。

そのまま使うことを勧める製造元があれば、流水とタワシで洗うことを勧める製造元もあるので、説明書きなどが付いていたらそれに従うか、製造元か購入元に問い合わせると良いでしょう。

この良いカビというのは茶色っぽい色がほとんどなのですが、保存状態によっては違うカビが発生することもあります。

その場合は2時間以上の天日干しを行い、乾いた綺麗な布巾などで吹き払うことで食用可能になります。

まとめ

真空パックされたまま賞味期限が過ぎた鰹節で、削り節だと異常はすぐにわかりますが、本体になると判断が難しいかもしれません。

削って少し食べて変な味や匂いがしなければ食べられるでしょう。

それでも不安であれば出汁をとって味見をしてみて下さい。

風味が残っていて変な味でなければ、お出汁としてはもちろん、削り節としても使えます。

また、外側の風味が落ちていても、内側は保たれていることがあります。

ご自身の好みによる判断も良いでしょう。

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