贈答品でよく用いられる品物の一つがハムやベーコンといった加工肉の類ですね。
これらは大抵いざという時のために取っておいて、さあその時がやってきたと出してみたら賞味期限が過ぎていたなんてことが起こりがち。
数ある加工されたお肉の中でも、塊の状態のロースハムとベーコンに注目してみましょう。
一般的な賞味期限
ロースハムとベーコンは保存食品として作られてきた歴史がありますが、現在では様々な製法があり、その関係でパッケージなどに書かれている説明にも低温保存を推奨している場合がほとんどです。
今回は、その書かれている保存方法に従った適切な状態での賞味期限にスポットライトを当ててみます。
大よその目安として見て下さい。
ロースハムの塊の場合
塊の状態は切られた状態のものよりも長持ちしやすく、表示されている賞味期限から約2ヶ月、最大で約半年は美味しさが保たれているものが多いです。
自家製や添加物を使わないものであれば40~50日は保たれます。
ベーコンの塊の場合
こちらもロースハムと同じく、塊の状態であれば長持ちしやすいのですが、思ったよりも短く、10~20日以内であれば美味しく食べられるでしょう。
本格的に燻製されたものを密封し、低温で保存すれば、長くて約半年は味が保たれますが、お店でお手軽に入手できるものは水分が多く含まれているので、長期保存には向いておらず、1週間以内に食べきるのがベストです。
賞味期限が過ぎたら?
塊の状態で適切な保存状態の場合であっても、時間が経てば劣化していきます。
賞味期限を過ぎていたら尚更品質は落ちるでしょう。
しかし、以下の注意点をクリアしていれば食べられないというわけでもありません。
- 腐ったような匂い、酸っぱい匂いはしていないか
- 味に酸っぱさが混じるなどして不快さや不味さを感じることはないか
- 色が所々変色してはいないか
- 表面に粘りがないか
- 切ってみたら糸を引いていないか
以上をチェックしてどれもなければ、まだ食べられます。
また、表面に粘りがあったり糸を引いたりしていても、匂いと色と味に異変がなければ、胃腸の弱い方などにはお勧めできませんが、加熱処理をすれば食べることが可能です。
その場合は事前に、沸騰したお湯に入れて軽く湯通しし、水分を拭き取る方法か、お酢を染み込ませたキッチンペーパーなどで粘りを拭き取る方法が有効です。
あとはしっかり火を通せば食べられますが、少しでも異変を感じ取ったらすぐに食べるのを中止した方が良いでしょう。
稀にあるのですが、表面が虹色に見えたり光っているように見えたりすることと、肉の色が他と違って見えることがあります。
前者は豚肉の成分がにじみ出ているだけなので期限内であれば食べられます。
後者は自家製などでよく見られるのですが、個体差によって色の差があるだけなので、こちらも期限内であれば食べられます。
まとめ
1年以上経ったものを食べても平気だったというチャレンジャーな方もいますが、出来る限りは賞味期限内で美味しく食べきるのが一番ですね。
今だと様々なレシピがあるので、作ったことがないものがあればそれに挑戦してみるのも面白いのではないでしょうか?
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