「加速試験」ってご存知ですか?
あまり聞いたことないという方も多いのでは?
あまり耳慣れないこの検査について、調べてみようと思います。
加速試験ってなに?
加工食品に表示を義務付けられている消費期限、賞味期限ですが、そもそもの定義は・・・
『消費期限』・・・
お弁当やサンドイッチ、生菓子のような、品質の劣化が早いものに設定されており、
決められた正しい保存方法において、品質が保持され安全に食べることが出来る期間を
示しています。
『賞味期限』・・・
飲料や調味料類、スナック菓子など品質保持期間がある程度あるものにせっていされており、
決められた正しい保存方法いおいて、期待される品質を保持し、
美味しく食べることが出来る期間を示しています。
そんな消費期限や賞味期限を決める検査に、菌検査(菌の増殖を検査)や、
官能検査(実際に食べて味や品質を検査)などがありますが、
品質保持期間が長期のものについては、加速試験(虐待試験)が認められています。
検査方法は?
加速試験は、一定の流通期間中の品質の安定性を短期間で推定するための検査。
つまり、例えば、賞味期限10年のものを10年かけて試験するのは時間がかかりすぎるので、
求めようとする保存条件よりも過酷な状態で保存し、品質の劣化等を調べ、
実際の劣化を推測するといった試験です。
しかし、前提として、加速試験の条件と求めようとする保存条件との間で特定成分の
保存性についての関係式の評価が済んでいる場合とされており、
実際では、食品は特に微生物試験で至適温度を無視した試験となるため、
この試験方法は適当ではないとされています。
まとめ
医薬品などでは加速試験行われているようですが、食品ではなかなか難しいようです。
いろいろな試験があり、私たちの健康は守られているんだなと思いました。
今のあなたにおすすめの記事