冷凍食品って長持ちするイメージなので、つい入れっぱなしにしてはいませんか?
いざ食べようとした時に、見たら霜がびっしり付いていた、なんて経験をしたことも多いと思います。
今日はそんな冷凍食品の正しい賞味期限、そして、アイスクリームの賞味期限に関する法律についても解説していきたいと思います。
冷凍食品の賞味期限
冷凍食品には賞味期限がついていますよね。
メーカーや商品によっても多少の違いがありますが、大体1年前後に設定されているものが多いようです。
ちなみに安全に食べることが保証される消費期限に関しては、1年半前後と考えておくと良いでしょう。
冷凍食品は、製造の過程で油を使っていることが多いため、賞味期限が記載されています。
油は冷凍でも酸化が進みます。酸化した油は身体にとっても良くないので、長期保存できるからと油断せず、
できるだけ早めに食べたいですね。
さらに冷凍食品は保存料も使っていないことが多いので、そのことも頭に入れておくと良いかもしれません。
アイスクリームの賞味期限は?
ところで、アイスクリームの賞味期限って見たことがありますか?
実は、アイスクリームに関しては、法律で賞味期限の記載を省略しても良いとされているのです。
ただし、あくまでも「省略して良い」ということ。「賞味期限がない」というわけではないのでご注意ください。
アイスクリームは未開封なら数年はもつとされています。
しかし、家庭の冷凍庫の状態によっては劣化が心配されることもあるので、いつまでも置いておかないで、早めに食べたほうが良いでしょう。
冷凍保存の注意点
冷凍保存とは、-18℃以下での保存を意味します。
この温度は、品質を保つことのできる最低温度。また、細菌もこの温度なら繁殖しないとされているため。
つまり逆に言えば、これより上がってしまうと、品質の保証ができないということなのです。
家庭の冷凍庫の温度は-20℃ほどとされていますが、扉の開け閉めが多かったり、ものを詰めすぎたりすると、その限りではありません。
-18℃よりも温度が上がってしまうと、「冷凍やけ」といって、中の水分の膨張によって袋が膨らんだり、味が落ちてしまったりします。
また、溶けかけて凍ってを繰り返していると、霜が付きやすくなり、劣化も進んでしまうので注意しましょう。
まとめ
冷凍食品には賞味期限が記載されていますが、アイスクリームには記載がありません。
これは法律で決まっていることで、-18℃以下での冷凍保存の特性によるもの。
ただし長期保存ができるからといって、冷凍庫に入れて放置してしまうと、冷凍庫の温度管理によっては品質が劣化してしまうこともあります。
買ったら1か月以内を目安に食べるようにすると安心ですね。
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