レトルト食品の賞味期限と消費期限はいつまで?半年切れていても食べられるのか?
カレーにお粥、ハンバーグにデザートまで。レトルト食品は実にたくさんの種類があります。
レトルト食品というと日持ちがするため、非常食として家に置いておくという人も多いのではないでしょうか。
賞味期限で表示されることの多いレトルト食品ですが、実際のところ、安全に食べられる消費期限はどのくらいに設定されているのでしょうか。
今日は、レトルト食品とはどのようなものなのか、そして賞味期限や消費期限はどのくらいなのか、解説していきたいと思います。
レトルト食品とは?
レトルト食品の「レトルト」とは、「加圧加熱殺菌装置」の意味。
食品を密閉した後に加熱殺菌することで、細菌の繁殖や、食品の酸化を防ぐことが可能となります。
この加圧加熱殺菌装置にかけることのできる容器に入れた食品が「レトルト食品」と呼ばれます。
レトルト食品の容器というと袋状のもの(パウチタイプ)が多いですが、ほかにも密閉できる容器型のもの(トレータイプ)が使用されることもあります。
これらは光を通さないような二重構造になっていることが多く、中に食品を入れて密封することができます。
レトルト食品の利点は?
レトルト食品は近年、消費が格段に伸びています。その理由には、以下のような点が挙げられるでしょう。
・保存性が高い
・調理が楽なため、経済的かつ省エネルギー
・衛生的で、安心して食べることができる
・栄養価が高い
レトルト食品の保存方法
レトルト食品の保存ですが、基本はパッケージに書かれている保存方法に従いましょう。
全体的にみると常温保存で書かれているものが多いかと思います。常温とは、直射日光の当たらない涼しい場所(15~25℃)のこと。
食品を密封した後に加熱殺菌するため、常温でも雑菌が繁殖することを防げるほか、食品の劣化も遅らせることが出来るのです。
常温保存のレトルト食品を、冷蔵庫に入れることに関しては、特にメリットがありません。
また、冷凍保存に関しては、中の水分が凍って膨張し、袋が破れてしまうということも考えられなくもないため、あまりオススメはされていません。
さらに、使われている食材によっては、冷凍することで食感が悪くなってしまうものもあるため、冷凍保存の表示がされているもの以外は冷凍しないようにしましょう。
レトルト食品の賞味期限と消費期限は?
レトルト食品は物にもよりますが、数年単位で賞味期限を設定しているものが多くあります。
たとえばレトルトのカレーの場合は2~3年、メーカーによっては5年以上の長期保存が可能なものもあります。
消費期限に関しては、賞味期限の1.5倍ほどが大丈夫と言われる期間のため、賞味期限2~3年のカレーなら、プラス1年ほどは食べることが可能になる計算です。
ただし、これは未開封の場合に限られるので、開けたら早めに食べるようにしてください。
まとめ
レトルト食品が長期保存可能な理由には、密閉後に加熱殺菌するという製造工程に秘密があることがわかりました。
美味しく食べられる賞味期限で数年、安全に食べられる消費期限に関しては、その1.5倍ほどの期限が設けられています。しかし、出来れば美味しいうちに食べるに越したことはありません。できれば賞味期限内に食べてしまいたいですね。
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