お中元やお歳暮など、進物用に重宝がられる素麺と、手軽に食べることができたり、お財布がピンチの時には必需品の袋麺です。

どちらも乾燥麺ですから、一見、長持ちしそうな気がしますが、さすがに、2年も過ぎては、マズイ(もう食べられない)のでは・・・と思ってしまいます。

これから、2年前に賞味期限が切れた素麺や袋麺について、調べてみようと思います。

賞味期限 2年前 素麺 袋麺

賞味期限の意味

「賞味=美味しい(美味しく食べられる)」と「期限=ここまでの期間(ここまでなら認められる期間)」が合わさった言葉ですから、「表記された保存方法を守っていれば、十分に品質が保たれると認める期間」とのことです。

私なりに、「ここまでは、美味しく食べられますよ。」という意味に理解しました。

この「賞味期限」は、食品衛生法やJAB(日本農林規格)法などで決められ、ある特定の食品以外には、全て表示されています。

素麺の種類とその賞味期限

素麺と一口にいっても、たくさん見つかりました。

代表的な素麺について書き出してみます。

伝統素麺

  • 五色素麺(愛媛県):製造より1年
  • 半田素麺(徳島県):製造より約1年6ヶ月
  • 三輪素麺(奈良県):製造より2年
  • 稲庭素麺(秋田県):製造より2年
  • 神埼素麺(佐賀県):製造より3年
  • 揖保乃糸(兵庫県):製造より3年6ヶ月
  • 鴨方の手延べ素麺(岡山県):製造より3年6ヶ月

通常、「高級素麺」と呼ばれる素麺の賞味期限は、1年から3年6ヶ月と幅はあるものの比較的、長めです。

これは、製造過程で油を塗って腰をだす作業をするので、油の働きで賞味期限が長くなります。

油を使っていない素麺は、高級素麺より短くなり、半生素麺は、さらに短くなります。

幻の素麺

  • 五島素麺(長崎県):製造より1年
  • 「復刻」三春素麺(福島県):製造より2年
  • 輪島素麺(石川県):製造より2年

初期の素麺を再現したもので、賞味期限は、1年から2年でした。

懐かしさはありますが、日持ちの部分では、劣るのかも知れません。

個性派素麺

  • 芋素麺(埼玉県):30日
  • 葛素麺(愛知県):製造より100日(約3ヶ月)
  • りんご麺(山形県):製造より1年
  • 絹さや麺(秋田県):製造より1年6ヶ月

「個性派」というだけあって、色や香りも個性的です。

中に混ぜ込んで作られた素麺の賞味期限は、30日から1年6ヶ月と、ほかの食材を混ぜた分、素の素麺と比べると短くなります。

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袋麺の種類の賞味期限

調べによると、どのメーカーの商品も、袋麺の賞味期限は8ヶ月となっています。

当初は、6ヶ月だった賞味期限を、8ヶ月に伸ばしたのには、あの「3.11(東日本大震災)」の影響があったからだそうです。

素麺の日持ちの限界

素麺の「食べられる限界」は、私達の保存方法が大きく影響するということです。

素麺に書かれている表示(保存方法)に従って保存すれば、メーカーが示す賞味期限をさらに伸ばすことができるそうです。

今回の「2年経った素麺は、食べることができるか。」という疑問の答えは、あくまでも開封前の状態の話ですが、「高級素麺は、賞味期限からいっても大丈夫そうです。

素の素麺は、保存に気を付ければ、ほぼ大丈夫そうです。

「個性派素麺」は、保存方法を守って期限内に食べてしまった方が良いです。」ということになりそうです。

ほとんどのメーカーは、防腐剤などの添加物を使わずに作っています。

そのことを踏まえると、メーカー表示に「消費期限」のないものは、「[賞味期限]を守ってくださいね。」と言っているのです。

逆をいえば、いくら賞味期限内であっても、保存状態が良くなければ、食べられなくなるということです。

ここでいう保存状態とは、

  1. 袋に穴が空いていない
  2. 日当たりの良いところや高温な場所置かない
  3. 湿気がない

ことです。

中には、「賞味期限を過ぎて、2年経った、3年経ったなどの素麺を食べたが、不味かった。体には、異常はなかった。」という感想もありますが、これはあくまでも、個人の感想です。

一度開封してしまったら、保存の条件を守り、時々は、素麺の様子を見て、ニオイをかいだりしながら、なるべく早く食べてしまうことを考えましょう。

袋麺の日持ちの限界

袋麺には、油で揚げた「フライ(油揚げ)麺」と揚げていない「ノンフライ麺」があります。

  • フライ(油揚げ)麺:約150℃のサラダオイルで揚げてから乾燥する方法(即席麺の味と香り・カロリーやや高め)
  • ノンフライ麺:熱風で乾燥する方法(まるで生麺の味と香り・フライ麺よりも低いカロリー)

フライ(油揚げ)麺は、時間が経つにつれて油が古く(悪く)なりますから、ノンフライ麺よりも持ちは悪く、ノンフライ麺であれば長期保存が可能とありました。

袋麺の「食べることができる限界」は、一般的には、賞味期限の1.3倍~1.5倍ということです。

しかも、「消費期限」は、特に決められていなくて、強いていうなら賞味期限から計算して、10ヶ月~12ヶ月ほどになり、表示の賞味期限からは、2ヶ月~4ヶ月が期限切れということです。

賞味期限切れの袋麺が見つかった時

始めにお願いしておきます。

以下は、実際に体験された人達の意見(感想)ですが、決して真似はしないでください。

たまたま「運」と「条件」が、一致しただけです。

例1)賞味期限3ヶ月ほど過ぎた

  • 止めました
  • 腹痛がおき発熱して、数ヶ月入院した

例2)賞味期限を1年ほど過ぎた

  • 袋は密閉されていたが、開けたら悪い油のにおいがしたから、止めた
  • 袋は完全密封ではないので、麺が湿気ってスープも固まっていたから止めた

例3)賞味期限1年6ヶ月過ぎた

  • ノンフライ麺だったが、美味しかった

例4)賞味期限を2年ほど過ぎた

  • 見た目も味も変化がなかったから食べた

例5)賞味期限を6年ほど過ぎた

  • 普通通りの麺とは違って、お湯と馴染まず、食べて気分悪くなった

例6)賞味期限を8年ほど過ぎた

  • 食べたが何でもない

・・・など

残念ながら、保存状態は書かれていませんが、これらの例を比べた時、違いはやっぱり保存状態しかないと感じました。

食べても何でもない人もいれば、そうでない人もいる中で、ここでは賞味期限の切れた袋麺について、「大丈夫!」と言い切ることはできません。

まとめ

調べた結果、素麺には色々は種類がありますが、高級といわれる素麺ほど賞味期限が長く、麺に特産物を混ぜ込んで作った素麺の賞味期限は、短いということが分かりました。

また、袋麺については、製法によっての日持ちが違うことと、元々袋に入っていることから、保存状態が良いほど長い年月に耐えるということが分かりました。

袋麺の賞味期限の限界に挑戦しているかの様な内容については、どうやら年数が進むにつれて袋麺が確実に食べられなくなる訳ではなさそうで、大切なことは、いかに条件に合った保存ができるか、ということに尽きると感じました。

メーカー側で賞味期限を決めている以上、それに従った方が自分のためだと思います。

決して、賞味期限切れのものを食べることは、おすすめできません。

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