日頃私たちがよく目にする食品の「消費期限」や「賞味期限」は

どのように設定されているのでしょうか?

また、『あれ?どこに書いてあるのかな?』と探した経験はありませんか?

印字場所に決まりはあるのでしょうか?ちょっと調べてみたいと思います。

賞味期限 消費期限 設定 印字 方法

「消費期限」や「賞味期限」はどのように設定されている?

「賞味期限」は、決められた保存方法により保存した場合に、

期待される品質の保持が十分に可能であると認められる期限です。

つまり、美味しく食べられる期間ということです。

だから、期限が過ぎてすぐ食べられなくなるという訳ではありません。
「消費期限」は、決められた保存方法により保存した場合に、変質や変色、

腐敗などの品質の劣化による安全性を欠くおそれがないと認められる期限です。

これは、期限を過ぎると品質の劣化があるかもしれないので、

なるべく期限内に食べきることをお勧めします。

では、その期限をどのように設定するのでしょうか。
設定のための評価項目として、理化学試験、微生物試験、菌検査と、

実際に食べてみる官能検査があり、期限を設定しています。

しかし、各メーカーではこの期限に1以下の「安全係数数」というものをかけて、

最終的な消費期限、賞味期限を設定しています。
例えば、検査で1年大丈夫だという結果が出たとしても、

安全係数0.8としているメーカーでは、その商品の賞味期限は10か月ということになります。

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印字場所に決まりはあるの?

品名や原材料名と共に、消費期限、賞味期限の表示も一括表示されています。
でも、賞味期限のところに書いていないことも多いですよね。

「○○に記載」というのをよく見かけます。
これは、ラベルや包装の袋などを印刷したと同時に、

消費期限、賞味期限がわかっているわけではないので、

後から期限の表示だけを印字するためのようです。
「別途記載」だけではなく、「枠外上部に記載」や、「キャップに記載」など、

消費者に分かりやすくするように具体的な場所も記載するように、という指導もされているようです。

まとめ

私たちの健康に関係する消費期限、賞味期限は、厳しい検査のもとで設定されているんですね。
しかし、さらに「安全係数」によってより安全に設定されていることは知りませんでした。
安全も増しますが、廃棄処分を速めてしまうおそれもありますね。
私たち個人でも、期限の切れたものを即刻処分せず、安全を見極める目が必要ですね。

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