食品店などで売られていて手軽に入手できる削り節とは違い、「本枯(本枯れ)節」と呼ばれる、削られていない本来の形の鰹節は手に入れる機会が減り、目にする機会も少なくなってきました。

何らかの形で手に入れたとしてもどう保存して良いのか、賞味期限はどうなのかわからない時のための手助けになれればと思います。

賞味期限 本枯節 本枯れ 鰹節

本枯節の賞味期限が見当たらない

賞味期限が明記されているものがほとんどですが、されていないものがある場合もあります。

鰹節は優れた保存食品で、5年程は食べたり使用したりできるので、自信を持って味を保証するなどの理由から書かれていないものがあるのです。

鰹節の賞味期限は過ぎていても大丈夫?

鰹節、それも削り節ではなく、本枯節の場合は1年から2年という設定が多く見られます。

これは味も香りも良い期間と考えて良いでしょう。

風味が重要でなく保存状態が良ければ、それから3~4年程は食べられます。

保存する場所は、直射日光と高温多湿を避けた風通しの良い所が向いています。

気温差が大きくなる所も避けた方が良いでしょう。

パッケージから開けた後なら、空気に触れないようにサランラップなどの密封できるもので包んで、光を遮れるような容器に入れて先程上げたいわゆる冷暗所に保存しましょう。

湿気が多くなる梅雨時や、常温で保存できそうな場所がなければ冷蔵庫に入れる方法もあります。

サランラップやビニール袋などで密封してから保存しましょう。

ただ、冷蔵庫の開け閉めによる気温差で結露が生じることがあるので、気になったら包み直すと良いでしょう。

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賞味期限以内でも痛んでいるように見える気が…?

伝統的な手法で作られている本枯節にはカビが生えています。

これは痛みや腐れによるカビではなく、味や保存性を高めてくれるカビなのです。

これのおかげで乾燥が促され、香りが引き立ち、お出汁が透明でまろやかな味わいになる上に、他の菌類から鰹節が守られるのです。

以上のことから使用する時は乾いた布巾でカビを軽く払うだけにしましょう。

時には別の処理方法が書かれていることもあるので、それに従いましょう。

まとめ

鰹節は日光と気温と湿気に気をつけていれば5年程は保存と食用が可能です。

賞味期限は1~2年ですが、風味を大事にしたいならそれより早く、半年から1年以内に食べ切ることをお勧めします。

付着しているカビは職人が手間をかけた証拠です。

先人の知恵によって今日まで親しまれている食材を、これからも長く使っていきたいですね。

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