塩麹は麹に塩と水分を混ぜ、発酵させた物ですが栄養価もあって健康を保つためにも良く、一時期は大ブームとなりました。
今でも塩麹を使った料理は人気を集めています。
塩麹は万能調味料と言われるだけあり、漬ければ味付けがわりにもなります。
そして魚や肉を漬けておくと飛躍的に賞味期限を延ばしてくれる素晴らしい能力があります。
塩麹が賞味期限を延ばす理由
塩麹は麹を発酵させた発酵食品です。
食材を漬けておくと麹カビというカビ菌が食材の雑菌を除去してくれる働きがあります。
食材を腐らせてしまう雑菌が食材から除去されるその働きにより、塩麹に漬けた物は腐ることがなくなります。
ただ麹カビの作用だけでは雑菌を除去し、保存できる効果が保たれるわけではありません。
滅菌効果をさらに高めてくれるのが塩麹に含まれる塩分です。
塩分にも滅菌作用があり、麹カビと協力して滅菌をすることで食材の賞味期限を保つことができます。
塩麹に漬けている限り日持ちはする?
塩麹に程良い塩分が含まれており、保存に適した塩麹であればどんな食材でも日持ちします。
ただあまりに漬け過ぎてしまうと食べた時に塩辛くなってしまうので漬けるのも2~3日程度に留めておくのがいいでしょう。
塩麹自体の賞味期限は冷蔵保存で約6カ月というところです。
緑色のカビが生えたり、発酵が進み過ぎてアルコール臭がきつくない限りは使うことができます。
常温で置くと発酵が進んでしまうため、必ず冷蔵庫で保存をして下さい。
さらに長期で保存をしたい場合は冷凍庫で保存をすることもできます。
魚や肉、塩麹に漬けるとどんな食材でも賞味期限は延びる?
塩麹は魚、肉、野菜とどんな食材にも使うことができます。
使う際は洗う必要がないのでそれほど手間もかからず、漬けた分味付けもしっかりするのでおいしく食べることができます。
漬け過ぎると塩辛くなってしまい、塩分濃度も高くなってしまうので血圧が高い方や塩分制限がある方には注意が必要です。
しかし塩分が少なすぎる塩麹の滅菌効果が薄まってしまうため、塩麹の滅菌作用が働かずに食材が腐る場合もあります。
塩加減が難しい食材ではありますが使いこなすことができれば賞味期限を保ってくれる素晴らしい調味料になります。
まとめ
塩麹で漬けた魚や肉は味も良く、やわらかで普段のおかずとはまた違う、おいしいおかずに仕上がってくれます。
一方で塩加減が難しいこと、発酵具合の見極めが初心者には少々難しいところがあります。
しかし失敗も成功のうち、ということで何回も塩麹と触れ合ううちに程良い塩加減や発酵具合の見極めもできるようになるので積極的に塩麹漬けにチャレンジしてみるといいでしょう。
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