冬になるとスーパーに出回る牡蠣。
あれって生食用と、鍋やカキフライに使う加熱用の二種類がありますよね。
よく鮮度の違いだって言われますが、実はもっと重要な違いがあるのです。
今日は牡蠣、そして生のイカの消費期限について解説していきたいと思います。
牡蠣の生食用と加熱用のちがい
ポン酢などをつけてそのまま食べることのできる生食用の牡蠣。
そして、鍋に入れたりカキフライにしたりする加熱用の牡蠣。
この違いは、殺菌処理がされているかどうかです。
冬に取れる牡蠣は、ノロウイルスを始めとするウイルスや細菌を内臓に溜め込んでいます。
私たちが口にする牡蠣は全て、安全性のある指定された海域で取れたものとなっています。
しかし、生で食べるにはさらに殺菌処理が必要になるのです。生食用の牡蠣は殺菌処理を、加熱用は処理を行わずに出荷されるという違いがあるのですね。
ノロウイルスなどは、熱に弱い性質を持っているため、十分な加熱調理を行えば問題なく食べられます。
目安としては、85℃以上で90秒。カキフライなら180℃で4分の加熱を行うようにしてください。
牡蠣の消費期限
牡蠣の消費期限は、水揚げから5日前後に設定されていることが多くなっています。
保存は冷蔵庫で。
購入から2~3日のうちに食べれば安心ですが、出来るだけ早めに食べたほうが良いでしょう。
牡蠣は消費期限プラス1日くらいでしたら食べることができるとも言われていますが、心配なら生食用でも加熱するようにしてください。
牡蠣が傷むと、牛乳が腐ったような臭いがするそうです。
イカの刺身の消費期限
お刺身は鮮度が命。
イカやタコなど軟体類のお刺身は、消費期限が2日以内となっています。
しかし、買ってきたばかりの新鮮なうちに食べるに越したことはありませんよね。
お刺身は基本、食べる日に購入するようにしたいところです。
保存は冷蔵庫の、チルド室に入れましょう。
傷み具合は、臭いを嗅ぐなどしてしっかりと確認すること。もし心配なら加熱調理してしまうのがおススメです。イカはバター醤油炒めにすると美味しいですよ。
イカの冷凍保存は?
実は、イカは魚介類にしては珍しく、冷凍保存に適しています。
それは、繊維が細かく、冷凍による破壊が起こりにくいため。食感が損なわれずに済むのです。
また水分も少ないので、その点でも冷凍保存に適しています。
ただし、冷凍する際はパックから取り出して、水分をしっかり拭き取ること。
ラップなどで、空気に触れないようにピッタリと密封してくださいね。
まとめ
牡蠣やイカなどは生で食べるのが美味しい食材ですが、その分、鮮度や雑菌の繁殖には気を付けなくてはいけません。
生で食べるなら必ず消費期限内、できれば買ったその日に食べるようにしましょう。
それを過ぎたら加熱調理することをおすすめします。
牡蠣は特にノロウイルスなどが心配されるので、中までしっかり火を通すことが求められます。
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