お中元やお歳暮で貰うほか、スーパーでも手軽に購入することのできるハム。
ハムは保存食で日持ちがするというイメージですが、実際のところはどうなのでしょうか。
今日はハムの賞味期限と消費期限、パッケージの表示で注目してほしいところについて解説します。
ハムの賞味期限・消費期限
ハムはその種類によっても、少しずつ賞味期限が変わってきます。
・生ハム:2~6か月
・ロースハム:60日前後
・ボンレスハム:50日前後
・ショルダーハム:25日前後
これに対し、私たちが安全に食べることのできる消費期限は、プラス2か月ほど。
未開封で、10度以下の冷蔵保存をしていれば、ハムは意外と日持ちします。
開封したら?
日持ちのするハムですが、空気に触れると一気に品質が劣化してしまいます。
そのため、開封後の消費期限は、もとの期限に関わらず2~3日。
開封後はできるだけ早く食べきる必要があります。
もし食べきれない場合は、早い段階で冷凍保存に切り替えてしまいましょう。
空気に触れないようにラップで包んで冷凍すれば、1か月ほどは日持ちするようになります。
ハムのパッケージって見たことありますか?
ハムだけではありませんが、食品の包装には、原材料などの表示がしてありますよね。
まず、ハムで注目したいのは一番上。原材料などが書かれた四角い枠の、外側に書かれている表示です。
食肉製品の場合、そこに書かれるものは4種類に分けられます。
・乾燥食肉製品:ビーフジャーキーなど
・非加熱食肉製品:生ハムなど
・特定加熱食肉製品:ローストビーフなど
・加熱食肉製品:ハムなど
このうち下2つ、特定加熱と加熱については「包装後加熱」または「加熱後包装」のどちらかが表示されています。
もう一つは名称の隣。
ここに「無塩せき」や「無添加ハム」と書かれている場合があります。
ハムは生肉を塩漬けにして、燻製や加熱をして作るもの。
本来のハムには添加物はほとんど使用されていませんが、最近では見た目の色味や日持ちを重視して、様々な添加物が使用されています。
・着色料
・発色剤
・結着補強材
・調味料
・酸化防止剤
・保存料
「無塩せき」の「塩せき」とは、調味料が溶け込んだ液に肉を漬け込んで味付けする方法。
この時に発色剤を使っていないと、無塩せきと呼ばれます。
これはつまり、発色剤以外の添加物は使っている可能性があるということ。
もし添加物の使用を気にする場合は、「無添加ハム」の表示があるものを選ぶようにしましょう。
まとめ
ハムは未開封で、正しい保存をしていれば、賞味期限が切れた後も数か月は持つことが分かりました。
開封後は空気に触れることで傷んでくるため、早く食べきるか、冷凍保存をするか選択してください。
ハムのパッケージには、加工方法や、添加物の有無についても表示してあります。
気になる方は、ぜひ次の機会に見てみてくださいね。
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