安くて低カロリーが嬉しいもやしですが、意外と日持ちしませんよね。
同じく日持ちがしないと言えばパン。少し気を抜くとカビも生えてしまいます。
これらのあまり日持ちがしない食品は、やはり期限が切れると危ないのでしょうか。
今日はもやしとパンの2品に注目して、解説していきたいと思います。
もやしの消費期限
もやしの消費期限は、冷蔵保存で1~2日。
水に浸して保存すれば3~7日ほど持ちますが、常温に置いてしまうと数時間でダメになってしまいます。
もやしが日持ちしない理由は栽培方法にあります。
もやしは日光に当てず薄暗いところで育てるため、日光殺菌というものができません。
また、そういう環境で育ったため、菌に対する抵抗力もほとんど持っていません。
そのため、少し空気に触れただけで雑菌が増殖し、あっという間に鮮度が落ちてしまうのです。
もやしによる腹痛の原因
もやしは水分が多いため、あまり多く食べるとお腹が冷えてしまいます。
水分が多いということは、鮮度も落ちやすいということ。
もやしによる腹痛で多いのは、生で食べる、生もやしとなっています。
たしかに新鮮なもやしは、そのまま食べるのが美味しいのですが、私たちが普段スーパーで買うものは、出荷から時間が経っているため、その時点で鮮度が落ちてしまっています。
これが腹痛の原因。
生で食べると増殖した雑菌にあたりやすくなるため、必ず火を通して食べるようにしてください。
もしくは、豆や穀物アレルギーが原因かもしれません。
もやしの原料は大豆。
特に豆もやしはそのまま大豆を食べることになるので、アレルギーを持っていると症状が出やすくなってしまいます。
パンの消費期限
パンの中でも、今日は食パンにスポットを当てて見ていきましょう。
食パンの消費期限は4~5日。
常温での保存が基本ですが、4~5日以内に食べきれない場合は、冷凍保存をお勧めします。
食パンで一番心配なのはカビ。
カビを防ぐには冷蔵保存でも良いのですが、冷蔵庫の温度だとパンの風味が劣化しやすくなっています。
冷凍庫ならば風味もほとんど落ちず、期限も1か月ほど延ばすことが可能です。
パンによる腹痛の原因
消費期限切れのパンを食べて腹痛を起こした場合は、まずはカビを疑いましょう。
保存状態によっては、期限が切れる前からカビが増殖を始めている場合もあります。
カビ毒は熱に強いため、たとえトーストしたとしても死滅するということはありません。
もしくはカビ毒ではなく、カビに対するアレルギー反応が起こっているということも考えられます。
カビ以外だと、グルテン過敏症の疑いもあります。
グルテン過敏症は、小麦アレルギーとはまた別物。食べてから、少し時間をおいて腹痛が起こるので、朝食でパンを食べて会社に行ったらお腹が痛くなった、という場合にはこのグルテン過敏症が疑われます。
まとめ
もやしやパンのように、消費期限で表示されているものは、期限を過ぎると安全性を保てなくなるため注意しましょう。
もやしによる腹痛の場合は、鮮度が落ちているということか、大豆アレルギー。
パンによる腹痛の場合は、カビか、グルテンアレルギーを疑いましょう。
腹痛で病院に行く際は、食べてからどのくらいの時間で腹痛などの症状が出たか、正確に伝えることが大切です。
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