食べる時に気になるのが、賞味期限。
でも、もやしの賞味期限って、そもそも表示されていましたっけ?
そこで、今回は、もやしの賞味期限の表示義務などについて調べてみました。
もやしの賞味期限?消費期限?賞味期限に表示義務はある?
賞味期限の表示は誰でも見たことがあると思います。
食品が入っている袋や容器にはっきりと書かれていますよね。
「賞味期限」とは、購入時の袋や容器を開けないまま、それに適する保存方法で保存していた場合に限り、食品に表示されている年月日までは「品質が変わることなく、美味しく食べられる期限」のことを指しています。
菓子パンやお菓子など、加工されて傷みにくい食品に表示されています。
賞味期限と混同しやすいのが消費期限です。
「消費期限」とは、購入時の袋や容器を開けないまま、それに適する保存方法で保存していた場合に限り、食品に表示されている年月日までは「安全に食べられる期限」のことを指しています。
生ものや、お弁当、ケーキなど、早く食べるべきで傷みやすい食品に表示されています。
賞味期限とは明らかに異なっていますので、表示年月日を過ぎて食べると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
もやしは加工食品には定義されないので、賞味期限というより、消費期限として考えておくのが良いでしょう。
もやしの賞味期限(消費期限)
もやしは生鮮食品です。
購入した後も、成長を続けている生野菜です。
もやしの95%以上は水分でできており、とても傷みやすい野菜なのです。
細菌は、食品中の水分を利用して増殖するので、ほとんどが水でできているもやしは、人間に限らず細菌にとっても格好の食材と言えましょう。
そのため、ひとたび細菌がもやしに付着すれば、爆発的に増殖することが懸念されます。
生食をお勧めしない理由です。
購入後、袋を開封せずにすぐに冷蔵庫に入れて、「5℃~10℃の間で保存しておけば、3日間くらいは大丈夫」とされています。
水に浸して保存すれば3~7日ほどです。
常温保存では、(特に夏などは)数時間で傷んでしまいます。
もやしを長期保存する方法も編み出されていますが、購入後、すぐに食べ切ってしまうのがベストと言えます。
表示義務はあるの?
野菜や果物などの生鮮食品には、消費期限を記載する表示義務はありません。
収穫されて店頭に並んでいる「生き物」なので、いついつまで食べられる、とはっきり書けないのです。
記載するか、しないか、その記載方法も販売者側の判断に委ねられます。
表示の記載があるものは、飽くまでも販売者側の配慮で記載されているに過ぎないのです。
だから、袋に年月日が記載されていないもやしがあるのですね。
大手スーパーでは表示記載があることが多く、小さな八百屋さんなどでは表示記載のないもやしが多いそうですよ。
ちなみに、同じ野菜でも、カット野菜は複数の野菜を切って混ぜているので「加工食品」に定義されています。
まとめ
もやしは不溶性食物繊維を多く含んでいる野菜です。
不溶性食物繊維は水には溶けず、水分を吸収して膨張するため、整腸や便秘改善に効果があると言われています。
新鮮でシャキシャキした食感のもやしは食欲をそそられますし、期限を過ぎたもやしは食中毒の危険もあります。
また、もやしの主な栄養分はビタミンCですが、時間が経てば経つほど失われていきますし、水に浸けて保存することでも失われてしまいます。
こういった事柄を気にする方は、表示されている期限にこだわらず、なるべく早く召し上がった方が良いでしょう。
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