レトルトのおでんや味噌汁の賞味期限と普通のものと比較してみましょう。
非常食として常備しておくと便利なレトルトのおでん。味噌汁も、作るのが面倒という時のために常備しておくと助かりますよね。
このレトルトのおでんや味噌汁は、普通のものと何が違うのでしょうか。今日はその点に注目して解説していきたいと思います。
レトルトのおでん
レトルトパックになったおでんの賞味期限は6~12か月ほど。
非常食として非難袋に入れているという人も、半年に一回くらいは期限の確認をしてくださいね。
保存は常温で。直射日光が当たらない、涼しいところに置くようにしましょう。
冷蔵保存でも大丈夫ですが、凍らないように、冷気の吹き出し口近くは避けて入れるようにしてください。
おでんを凍らせてはいけないのは、入っている具材の食感が変わってしまうため。
水分が凍った時にできた結晶が具材の組織を壊してしまい、食感に変化が生じてしまいます。特にこんにゃくは水分が多いため、冷凍するとゴムのような、全く違う食感になってしまうので要注意です。
普通のおでんは…
普通のおでんは、常温で置いておくと雑菌が繁殖してしまうため、冷蔵保存が基本です。
それでも3日以内には食べ切りたいところ。加えて、菌の繁殖を防ぐため、1日に1回は火を通したほうが安全です。
レトルトのおでんが常温で長期保存可能なのは、密封後に加熱殺菌しているため。
袋を開けない限りは中で菌が繁殖することもないため、賞味期限を長く設定できるのですね。
レトルトの味噌汁
レトルトの味噌汁の賞味期限も、6~12か月ほどとなっています。
賞味期限は多少過ぎていても、発酵食品である味噌は劣化が遅いため、1年半ほどは食べられる期間と思っていて大丈夫でしょう。
中には3年過ぎたものを食べて大丈夫だったという人も。
しかし、期限が過ぎたものを食べるのは自己責任。
食べる前に、色や臭い、味に変化がないかどうか、よく確認するようにしてください。
また、具材や調味料が入っているものは傷みやすくなっているので注意しておいてください。
普通の味噌汁は…
レトルトの味噌汁は常温保存が可能ですが、普通の味噌汁は冬場であっても常温に置いておくことはやめましょう。
加熱した味噌は傷みやすくなっています。夏場だと常温に置いておくと一晩でダメになってしまうとも。
冷蔵庫に入れても翌日中には食べきりたいですね。
ちなみに、おでんと同じく、冷凍保存は食感が変わってしまうため適していません。
特にジャガイモや豆腐、こんにゃくが入った味噌汁は凍らせないように気を付けましょう。
まとめ
普通のものと比べた時に、レトルトのものが賞味期限や保存方法の面で優れていることが分かりましたね。
レトルト食品は、製造の過程で密封後に加熱殺菌するため、そのようなことが可能となっています。
手作りのものと、レトルトのもの、どちらが良いかはその人次第。ただし、おでんや味噌汁の冷凍保存は適していません。
それは食感が変わってしまうため。水分を多く含み、食材の組織が壊れやすいものに関しては注意しましょう。
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