日本人にとって非常に親しみがあり、食べる部位によってさまざまな楽しみ方があります。
昔から食卓でも食べられているマグロですが、スーパーなどで冷凍された状態で販売していることもありますね。
今回はこの冷凍マグロについて調べてみることにしました。
冷凍マグロの賞味期限
冷凍という響きでかなり保存ができるイメージがありますが、実際はそれほど長く保存できません。
マグロを扱う専門業者では、-50~-60度で保存しています。
ここまで温度が低ければマグロの中まで品質が変化しませんし、鮮度を保つことができます。
しかし、家庭用の冷凍庫の場合はせいぜい-15~-18度前後での保存になります。
急速な冷凍ができるわけではないので、マグロの表面は凍っていたとしても中までしっかり凍るような温度ではなく、細胞組織が壊れて劣化していきます。
旨味成分と一緒に水分も流れ出てしまうので、解凍後にパサついた食感になることもあります。
色味が変わっていることが考えられますので、できれば冷凍庫に入れてから1週間以内に忘れずに食べるのがおすすめでしょう。
食中毒の心配はないものの、味や食感は損なわれていくからです。
美味しく食べるための解凍方法
- 食塩水を用意する(1リットルに対して大さじ2の塩)海水と同じ塩分濃度が望ましいです。塩水がマグロの発色を促すのだそうです。
- 冷凍庫から取り出したマグロを食塩水に浸し、表面だけを解凍する。目安は5分程度です。
- キッチンペーパーでおさえるようにして、しっかり水分を取ります。
- 水分を取ったら新しいキッチンペーパーを用意し、まぐろを包み、さらにラップで包みます。
- 冷蔵庫で数時間かけて解凍します。
以上のプロが紹介している方法を使うと、やわらかくて美味しい状態に解凍できるようです。
ゆっくり解凍することで細胞を傷つけずに済むのですね。
凍ったマグロは-2度付近から溶け始めます。
高温で解凍してしまうとマグロの細胞が傷つき、旨味が流れ出してしまいますので注意しましょう。
まとめ
美味しく食べるにはやはり鮮度が保たれている状態が1番ですね。
あくまでも生ものですから、長期保存はせずに早めに食べてしまうことをおすすめします。
解凍方法を参考にして食べてみてください。
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